DAY 7
ミラノ
最終日の朝です。
本日もハムとチーズの、いつもの朝食バイキング。
毎日同じで飽きてはきていますが、きちんとフルーツもあるし、本当にアメリカ旅行の朝食に比べれば、飽きただなんて贅沢過ぎます。
衝撃の朝食にご興味がありましたら、是非アメリカ旅行編もご覧下さい。
特に6日目の朝は…
ゆっきー旅行記 アメリカ編
(6日目だけ見てみたい方はこちら)
ミラノ市内へ移動です。
昨日は近代的な「トラム」を見掛けましたが、今朝はレトロな「路面電車」な感じです。
ルイージ・カルドナ広場に来ました。
なんだ! この巨大な針は!!
思わず条件反射的に写真を撮りました(笑)
ちょっと職業病ですよね…
反対側の車窓からは玉止めが見えたようです。
スフォルツェスコ城に到着です。
車窓観光との事でしたが、バスから降りてカステッロ広場から眺めるようです。
…が、なんと工事中😢
でも、工事用のシートに実物大の建物が描かれているので、雰囲気がわかります!
これ、せっかく来た観光客をガッカリさせない、素晴らしいアイディアだと思います!
次の目的地へ向かって移動です。
レンタサイクルがあったり、都会という感じです。
イタリアは南に行けば行くほど陽気で、北に行けば行くほど物価も上がるし…みたいな話を聞いていたからか、ミラノはなんとなく近代的な冷たい感じがしてしまいます💦
車窓から円形劇場のようなものが見えました。
調べてみたら、陸上競技場。
平和の門は遠くになんとか見えた!という感じ。
やはり今までとは違って、あちこちに歴史的建造物があるという雰囲気ではありません。
初代の宮廷劇場の伝統を持ち、イタリアオペラ界の最高峰とされる、ミラノのスカラ座に来ました。
バルコニーのボックス席に貴族が…というイメージが強かったので、お城のような建物を想像していたのですが、意外と普通の近代的な建物でした。
とはいえ1778年の落成なので、十分歴史的建造物です。
オペラは観た事ないのですが、いつか観る機会があったら、こんな劇場で観てみたいです。
スカラ座の前にあるスカーラ広場には、レオナルド・ダ・ヴィンチの像がありました。
足元には4人の弟子がおり、その内の一人はジャン・ジャコモ・カプロッティ(サライーノ)と言われています。
この広場の奥にはマリーノ宮があり、その向こうにはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアがあります。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアです。
東京ディズニーランドのワールドバザールのモデルにもなった、19世紀に造られたガラス張りのアーケードです。
GUCCIやPRADAなどの高級店が並んでいます。
その中心にマクドナルドがあるのが不思議な感じでした…(現在はここもPRADAになっているようです。)
八角形のガラスドーム広場の床には、中央にイタリア王国の紋章、その周囲にミラノ(赤の十字)、トリノ(牡牛)、フィレンツェ(アイリス)、ローマ(SPQR)の紋章が描かれていました。
そのトリノの牡牛の股間部分の窪みに踵を合わせ、クルリと一回転すると「幸せが訪れる」や、「再びミラノを訪れる事が出来る」等の言い伝えがあるんだそうです。
順番待ちの行列が出来ている時もあるそうですが、この時はタイミングよく人がいなかったので、もちろんクルッと回って来ました!
四つ角の上部にはアメリカ、アフリカ、北ヨーロッパ、アジアの四大陸をイメージしたフレスコ画もありました。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを抜けるとドゥオーモ広場に出ました。
ここにもヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の像が…(笑)
実は…ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世って誰??だったのですが、調べてみたらサルデーニャ王国の最後の国王であり、後にはイタリア王国の初代国王となった人でした💦
この広場に面した一角に王宮もあったことを後で知りました。
写真すらも撮っていない…
何故ならば…
世界最大級のゴシック様式の大聖堂です!
600年以上の歳月を掛けて建てられたというこのドゥオーモ、これに目を奪われて、他の建物に目がいかなかったんですよね…
この大聖堂には135本の尖塔があり、尖塔の天辺ひとつひとつに聖人が立っているんだそうです。
ファザードの5枚あるブロンズの扉の彫刻も見事でした。
左から『ミラノ勅令』『聖アンブロージョの生涯』『聖母マリアの生涯』『ミラノ中世の歴史』『ドゥオーモの歴史』となっています。
特に中央の大扉、ルドヴィーコ・ポリアーギ(Lodovico Pogliaghi)作の『聖母マリアの生涯』が、1番豪華で有名です。
5枚全部、きちんと写真を撮って来るべきでした…
少々疲れも溜まってきており、最初の頃のような元気さが無くなっています(笑)
ドゥオーモの内部に入ります。
サン・ピエトロ寺院に次ぐ大きさだというだけあって広いです!
しかし、天井からたくさんの絵が吊り下げられて視界が遮られているせいか、それほどの広さを感じないかもしれません。
52本並ぶ柱はまるで森のようで、ゴシックの語源となった、アルプスの北にいた森の民と呼ばれるゲルマン系のゴート族が暮らす、森の神が宿る聖なる場所というイメージにピッタリです。
壁には多くの聖人の霊廟があります。
素晴らしい彫刻に目を奪われていましたが、よく見ると彫刻の下の方に光を放つスペースがあり、何かと思ったらその聖人のご遺体でした😱
普通に見えてしまうのが凄いです💦
パイプオルガンに挟まれたところに内陣がありました。
中央祭壇にはペッレグリーニ作の円蓋があり、右の柱には司教席がありました。
後陣には見事なステンドグラスがありました。
残念なことに後陣は立ち入り禁止でしたので、近くで写真を撮る事は出来ませんでした。
そして、あっという間に見学終了です😢
地下の礼拝堂や宝物庫、屋上なども見学できるので、次は行ってみたいと思います。
牛さんでクルリをしたから、きっとまた行けるはず!(笑)
ところで、これだけ凄いドゥオーモなのに、写真がピンボケだったり、肝心な場所が撮れていなかったりするのは…
実は、基本的に写真撮影禁止だったりするのです。
その時の警備員によってはデジカメならば見逃してくれることもあるそうですが、あまり大っぴらに撮影しない事、注意されたら即撮影をやめる事と添乗員さんに言われて、コソコソと撮影していたからです(笑)
€2払って許可を貰えば問題なく撮れるので、きちんと撮りたければ許可を撮る事をお勧めします。
ツアーだとそんなことしていられないですけどね💦
あと、服装チェックもありますので、お気を付け下さい。
外に出るとFENDIやTOM FORDのショップがありました。
本当に高級メゾンが多いです。
あ…ここはミラノコレクションの地でした💦
ちょっと自由時間が出来たので、ドゥオーモの中にもう一度入る事もアリでしたが、行きたかったFerrariのショップへ。
このミラノはモンツァにも近いですからねー。
F1マシンやエンジンが展示されていてテンションは上がるのですが、店舗内で写真を撮ってOKなのかがわからず…
注意されたところで言葉も理解できないし…ということでビクビクしながら撮っているのでこんな程度の写真です。
このFerrariショップ、当時はPiazza del Libertyにありましたが、今はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの近くにあるようです。
Ferrariショップで買い物を済ませ、ドゥオーモに戻って来ました。
後陣を外から見れることに気付きました!
外から見ても、素晴らしいステンドグラスです。
こちらから見ると、主尖塔の先にある金のマリア様も見やすかったです。
遠いけど…(笑)
集合はドゥオーモの前だったので、ファザードの写真を撮ってウロウロしていましたが、この辺りもスリや鳩の餌やりで金儲けをする人など、危険な人がいっぱいいるので要注意です。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを再び通り抜けます。
牡牛のモザイク画は団体客で行列になっていました💦
本当にタイミングが良かったです。
再びダヴィンチ像の横を通り抜け、スカラ座の前でバスに乗り…
とうとう最後の観光も終了です。
空港へと向かいます。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のドメニコ会修道院にある、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を観ていない事が1番の心残りです😢
名残り惜しく、車窓を眺めています(笑)
ミラノはトラムや地下鉄が充実しているので、それらを利用して観光するのも楽しいかもしれません。
ムッソリーニ時代の建築を代表するミラノ中央駅や、カトリック教会、ミラノ記念墓地などが見えました。
ミラノ中央駅は24番線まであり。イタリア国内の各方面だけでなく、パリ行きのTGVなど、ヨーロッパ各国への列車も走っています。
ミラノ・マルペンサ国際空港です。
お昼は各自空港で…との事。
どうせすぐに機内食が出るんだろうと思うと、軽く済ませたいところです。
ミラノサンド発見!
なんだかハムが少なかったけど(笑)
さて、14:05発で10時間50分のフライトでバンコク スワンナプーム国際空港へ向かいます。
基本的に長時間フライトでは、みなさん通路側を好むようですが、私は外が見えないのが嫌なのです(笑)。
今日も窓側に座って外を眺めています。
たまに本当に地図の形をしているんだなーなんて地形を見る事も出来るし、景色が見れるのも楽しいです。
寝るときに横にももたれられて、角にはまれる感じも落ち着くのです。
2回の機内食を食べて、5:55到着です。
…機内食を食べていた時間は一体何時??
スワンナプーム国際空港でタイ料理の素やら象の置物を購入。
まるでタイ旅行をしたかのようです(笑)
もう没収されることもないので、ペットボトルのお茶を購入。
Green Teaとあったし、緑の液体だったので緑茶だと思って購入したら、激甘のフレーバーティーでした💦
基本的に東南アジアで甘くないお茶は無いと、後に知る事になります。
7:35発、6時間10分のフライトで15:45成田に到着です。
腰が痛い😢
写真はお土産のほんの一部ですが…ほぼ初の海外旅行ということもあって、お土産を買い過ぎました。
9日間ということもあって、大きなスーツケースで行ったことも間違いかもしれません(笑)
荷物の重量など、色々と勉強にもなりました。
イタリアを南から北まで縦断という、なかなかハードなスケジュールでしたが、添乗員さんや他のツアー客の方も良い方で、本当に楽しめました!
ツアーならではの自由が利かないという部分も経験出来ました。
ツアーというもの自体、向く人と向かない人がいるかもしれないとも感じました。
私は全然問題ないタイプですが。
良い経験が出来たと思います✨
イタリアは観るところ満載で、是非また行ってみたいと思いました!