DAY 5
フィレンツェ
朝食バイキングを食べ、8時出発です。
贅沢な話ですが、少々ハムとチーズのバイキングに飽きて来ています。
お米が食べたい…😢
まずは「花の都 フィレンツェ」を一望できるミケランジェロ広場へ向かいます。
丘の上なので、フィレンツェの街が一望出来ます。
これから行く場所の予習をしている感じです。
ミケランジェロ広場にはダビデ像(レプリカ)がありました。
正面って美術の教科書で見れるじゃないですか。
後ろってどうなの??とお尻を撮ってみました(笑)
サン・ニッコロ橋を渡ってアルノ川を越えます。
川沿いのゼッカ・ヴェッキア通りを歩いていると、脚が足になっている街灯を見つけました。
ちょっとしたところにもオシャレな感じです。
フィレンツェ国立中央図書館を横にコルソ・ディ・ティントーリ通りを進みます。
まずはウフィツィ美術館へ向かいます。
ニンナ通りを歩いていると、頭上に通路がありました。
このフィレンツェにはジョルジョ・ヴァザーリによって造られた、メディチ家の自宅であるピッティ宮殿と仕事場である執政所(現在のウフィツィ美術館)を結ぶ『ヴァザーリの回廊』があります。
1㎞にもおよぶ回廊には肖像画や多くの美術品がが展示されており、秘密の礼拝堂があったりと、とても興味をそそられます。
ウフィツィ美術館の内部は撮影禁止なのが残念。
撮影OKなのは屋上と、ヴェッキオ橋が見える廊下だけでした。
美術館はとても広く、45部屋の展示室と廊下に約2500点もの彫刻や絵画が所狭しと展示されています。
時間が無いので、現地ガイドさんがボッティチェッリ、レオナルド、ミケランジェロ、ラッファエッロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画を中心に案内してくれました。
『ヴィーナスの誕生』など、有名な絵画が見れて感動でした!
美術館自体の感動はスペイン マドリードのプラド美術館の方が大きいかも…です。
ヴェッキオ宮の前に来ました。
かつてのフィレンツェ共和国政庁舎です。
塔の高さは94mです。
入口の左には『ダビデ像』、右には『ヘラクレスとカークス像』があり、上部には町の紋章であるフィレンツェの獅子像『Marzocco』が飾られています。
またもや後ろ姿を撮っています(笑)
背中も筋肉質…
それにしても『ダビデ像』って、一体何体あるんでしょう???
ヴェッキオ宮の中に入ってみます。
フレスコ画が見事な回廊に囲まれた中庭には、ヴェロッキオ作『イルカを持つ天使の噴水』がありました。
無料の1階中庭しか見れませんでしたが、2階、3階も見学出来ます。
2階の500人広間は、ダン・ブラウン原作の映画『インフェルノ』の舞台にもなっており、ラングドン教授シリーズ好きにはたまらない場所ですね。
この時はまだ『ダヴィンチ・コード』と『天使と悪魔』しか公開されていなかったので…色々と無念です。
ちなみに、このヴェッキオ宮は、アンソニー・ホプキンス主演の映画『ハンニバル』にも出て来ます。
ロッジア・ディ・ランツィという屋外の美術品展示スペースです。
ベンヴェヌート・チェッリーニ作のメドゥーサの首を持つ『ペルセウス』や、ジャン・ボローニャ作の『サビニの女たちの略奪』、ピオ・フェンディ作『サビニの女たちの略奪』、『パトロクロスを抱きかかえるメネラウス』などが展示されています。
こんな凄いものが外に…しかも普通の街中に展示されていることにビックリです😲
ネットゥーノ(ネプチューン)の噴水をぐるっと回ります。
その横にはコジモ1世の騎馬像がありました。
GUCCI美術館もあり…行きたい!!
けれどツアーは先に進みます😢
ゴンディ通りを歩くとサン・フィレンツェ教会があり、その先はボルゴ・デイ・グレーチ通りになります。
とても狭い路地ですが、革専門店やアクセサリー店、木工細工店などがたくさんありました。
サンタ・クローチェ聖堂がある広場に出ました。
この聖堂には、ミケランジェロ、ガリレオ、マキャヴェッリ、ジョヴァンニ・ジェンティーレ、ロッシーニといった有名なイタリア人達がの埋葬されています。
横にあるパッツィ礼拝堂も含め、内部をゆっくり見学してみたかったです。
サンタ・クローチェ広場の横にある革製品専門店でのお買い物タイムです。
革細工の実演を職人さんがしています。
ここフィレンツェは革製品で有名なのは知っていましたが、こんな汗ダラダラの真夏に試着をする気にもなれず…
でしたが大セール中だったので、結局ブルーのムートンのコートを買ってしまいました(笑)
着て帰るわけにもいかないので荷物も嵩張って重たくなりましたが、日本で買ったら20万くらいする結構有名なブランドのものだったようなので予定外の買い物でしたが満足です♡
いよいよサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に向かいます。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に向かっていると…ジョットの鐘楼の音が!!
慌てて動画撮影です!
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に到着です。
もう、鐘の音は止まっていました…
白大理石を基調とし、緑とピンクの大理石によって装飾された外観は美しく「花の聖母教会」という名にふさわしい感じがします!
先程鳴り響いていたジョットの鐘楼は高さ85m、414段の階段を登れば上部テラスに出れるそうです。
ブルネッレスキ設計の石積み建築の赤いクーポラ…竹野内豊主演の『冷静と情熱のあいだ』にメチャクチャ感動した私、のちほど予定されている自由時間で何としても上ってやるぞ!!と、気合が入ります。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のファザードの前にあるのが、サン・ジョヴァンニ洗礼堂です。
ロマネスク様式の八角形の教会建築です。
東側のロレンツォ・ギベルティ作『Porta del Paradiso(天国の扉)』は、ミケランジェロが命名したと言われています。
この『Porta del Paradiso(天国の扉)』ばかり注目してしまいましたが、南側の扉は『洗礼者ヨハネの生涯』、北側の扉は『キリストの生涯』だったので、もっとちゃんと見ておくべきでした…
ちなみにこの『Porta del Paradiso(天国の扉)』は左上から右へ順に『人間創造原罪』『アベルの犠牲』『ノアの箱舟』『アブラハムの物語』『ヤコブとエサウの物語』『ヨゼフと兄弟達』『モーゼの十戒』『ヨシュアの物語』『サウルとダヴィテの物語』『ソロモンとシバの女王』です。
とりあえず昼食です。
「La Repubblica」といレストランで、トルテリーニとハムのクリームソース、ペンネのトマトと唐辛子のソース、ナスのグリル、インゲン豆、牛サーロインのグリル、カプリチョーザピザ…
シェアしていますが、食べすぎですね(笑)
しかし、久しぶりにガッツリ食べた!という感じです。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に戻って、中に入ります。
ステンドグラスやフレスコ画、彫刻など色々あったのですが、さっさとドゥオーモの上に行きたくて、気が気ではなくて…
それもあってか、写真がピンボケだらけです。
せめて大クーポラのジョルジョ・ヴァザーリとフェデリコ・ツッカリによる『最後の審判』くらい、ちゃんと見て来るべきでした…
後悔はのちのち大きくなることになります…
自由時間は1時間。
同じく『冷静と情熱のあいだ』の影響を受けて、クーポラの上に行きたい!という方数名と、クーポラに上がる階段の入口へダッシュ!!
思ったより列が短いので、なんとか行けるかな?という感じ。
みんなで映画談義で盛り上がり、写真を撮ったりしていたのですが…
ある時から一歩も動かなくなりました😢
時計と睨めっこしてはソワソワしていたのですが、自由時間の残りが20分くらいになってしまい、このまま並んでいたら上にも行けずにどこも見学出来ないという最悪な事になる気がして、諦めてせめてヴェッキオ橋くらいは見学しておこうかと相談。
最終的には添乗員さんに電話して状況を説明し、階段を上に上がるだけでも30分近くかかると聞かされ、絶対無理だと判断して、みんなでヴェッキオ橋までダッシュすることに(笑)
カルツァイウオリ通りを駆け抜けて、シニョーリア広場に出て右折。
H&Mを左折してポル・サンタ・マリア通りに。
この通りの先がヴェッキオ橋です。
通った道じゃないのに、確実にヴェッキオ橋に向かっているのが凄い!
無事にヴェッキオ橋に着きました!
宝石店ばかりでキラキラ✨眩しいです。
橋の中央にあるベンヴェヌート・チェッリーニの胸像まで来ました。
アルノ川も良く見渡せます。
写真撮影をしている新婚カップルがいました!
美しい…
この橋の上部にヴァザーリの回廊が続いています。
ヴェッキオ橋を観て、満足してシニョーリア広場まで戻って来ました。
ドタバタではありましたが、ずっと並んだままで何も観光出来なかったよりはマシでした。
ただ、やはりドゥオーモの上に行かれなかった事は無念ですし、せめてきちんと大聖堂の中を見ておくべきだったと後悔しています。
自由時間の予定は事前にしっかり立てましょう(笑)
ボルゴ・デイ・グレーチ通りに再び戻って来ました。
再びサンタ・クローチェ聖堂です。
今度は広場を右に曲がり、アントニオ・マリアベキ通りを進むと、サンタ・クローチェ聖堂の隣がフィレンツェ国立中央図書館だと気付きました。
どうやらサンタ・クローチェ聖堂とフィレンツェ国立中央図書館、パッツィ礼拝堂は一続きの建物だったようです。
とても慌ただしいフィレンツェ観光でした。
色々と心残りが多すぎて、再度訪れたい場所となりました。
約285㎞ 5時間の移動でノヴェンタ・ディ・ピアーヴェに到着です。
今日のホテルはBase Hotel to Stay。
周りは畑だらけで何もありません。
外観も普通のマンションのようだし、ベッドも小さくこれといった感動はなかったのですが、清潔感はあるので◎
広ければ良いというわけじゃありませんからね…
夕食はホテルに隣接するレストラン「Ristorante Bar Pizzeria Le Caprice」です。
ワインセラーが巨大で、ついついテンションが上がります(笑)
メインも久しぶりの魚で嬉しい♡
実は…今日が誕生日でした!
たまたま今日が誕生日の方がもう1名いらっしゃって、部屋に戻る際に添乗員さんがプレゼントにワインのミニボトルを下さいました♡
添乗員さんによってはプレゼントを下さったり、食事のデザートをちょっとゴージャスに変えて下さったり、色々な形でお祝いをしてくれたりします。
今回の添乗員さんも本当に配慮が素晴らしいです。
でも、この添乗員さんに1番驚かされたのは重量計測能力です。
バスに荷物を上げ下げしている時に私のスーツケースを持って「これ、多分27㎏位あるからマズイと思いますよ」と言ったのです。
荷物の重量制限なんて知らなかったので、ワインも大量だし、パスタもいっぱい買っちゃったし…ムートンのコートまで💦
荷物の重量を測れる簡易的な秤を持っていらっしゃる方がいて貸してくれました。
測ったらなんと27㎏!!
大当たりです!
最終的にパスタとウフィツィ美術館で買った美術書を手荷物にして事なきを得ましたが、これを教訓に計量秤を買いました(笑)
海外旅行には欠かせないアイテムの一つです。