DAY 6
ヴェネツィア・ヴェローナ
飽きたと言いながらも、チーズとハムしか無いので…
今日もこんな朝食です。
普段は米の朝食派なもので、こうもパン食が続くと、そちらの方が辛くなって来ます…😢
今朝も8時に出発です。
昨日もそうですが、観光地とちょっとだけ離れた場所のホテルなんですよね~。
リベルタ橋を渡って、アドリア海の最深部、ヴェネツィア湾にできた潟(ラグーナ)の上に築かれた水の都「ヴェネツィア」へ向かいます。
ヴェネツィア島内は車の走行が出来ないので、ピープル・ムーバーでマリッティマ駅からローマ広場駅まで移動します。
このピープル・ムーバーは2010年に出来たばかりです。
駅前にカジノがあり、ちょっとドキドキしてしまいました。
ゴンドラでサンタ・クローチェ(Santa Croce)地区からサン・マルコ(San Marco)地区へ移動します。
ヴェネツィアは、ドルソドゥーロ(Dorsoduro)、サンタ・クローチェ(Santa Croce)、サン・ポーロ(San Polo)、サン・マルコ(San Marco)、カンナレージョ(Cannaregio)、カステッロ(Castello) の6つの地区セスティエーレ(sestiere)に分かれているんだそうです。
ゴンドラの準備が出来るまで広場をうろうろしています。
仮面が売られており、買おうか非常に悩んだのですが…スーツケースの中はボトルだらけで、壊さず持って帰れる気がしなくて断念してしまいました。
今となっては買っておけば良かったかも???
いよいよゴンドラに乗り込み出発です。
細いマガゼン川を進み、少し広めのカ・フォスカリ川に入ると、Chiesa di San Pantalonというカトリック教会や花のきれいな建物があります。
普通に道が水路に続いていることや、水路に信号があったり、玄関前が水路とか、衝撃の光景が続きます。
橋を越えるとヴェネツィア大学や消防署がありました。
もちろん消防車ではなく消防艇です。
全長約3kmにおよぶ逆S字形の「カナル・グランデ」に出ました。
大運河というだけあって、船の交通量も増えたし、比較的大きな船も通ります。
横をボートが通るとゴンドラが揺れるので、ちょっとドキドキします。
景色を楽しみながらカナル・グランデを進んで行くと、遠くにリアルト橋が見えました。
San Tomaに到着です。
これでゴンドラツアーは終了です。
ゴンドラはかなり料金が高いようなので、個人の旅行で乗るには辛いかもしれません。
ツアーで良かった!
カッレ・デル・トラゲットを歩きますが、びっくりするくらい狭いです。
少し歩くとピシーナ・サン・サムエレに出て、ちょっと道が広くなりました。
しかし、すぐ狭くなったりして、まるで隙間を縫って歩いているようです。
何度も右へ左へ曲がるので、地図を持っていても迷子になりそうです。
もし迷子になった場合は「サン・マルコ広場」に来るよう言われます。
サン・ステファノ教会を左に曲がると、サンタンツォロ川に出ましたが…ペットボトルなどが浮いていて、とても残念な感じです😢
ヴェローナ川に沿ってカッレ・フェニチェを歩きます。
建物の下が普通に道になっていて、本当に迷路を歩いているような不思議な感覚になります。
小さな広場や教会、フェニーチェ劇場などを見ながらひたすら歩きます。
まるで個人のお宅の入口では?と思うような場所もずんずん進んで行くので、とにかく遅れまいと必死です。
ルバルカロリ川を越えると、仮面やガラス細工などのお店が増えて来ました。
サン・マルコ広場に出ました!
回廊のある建物に挟まれた正面に、サン・マルコ寺院と鐘楼が見えます。
左側の建物が旧行政館で、回廊の部分はBAR、カフェ、ジェラート屋、雑貨店など色々なお店が並んでいます。
アックア・アルタで浸水したニュースを見かけるのはここなので、浸水した時はさぞかし大変だろうと考えてしまいました。
鐘楼に上れる事を確認しながらカナル・グランデに面したサン・マルコ小広場の方へ移動します。
2本の柱が立っており、その上には『有翼の獅子』像と『聖テオドーロ』像がありました。
綺麗な景色ではありますが、この2本の柱の間は処刑場だったそうなので、あまり通らない方が良いかも…
カナル・グランデの対岸にはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂やサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂が見えます。
行ってみたいけど、もちろん船じゃないと無理です…
パリャ橋に向かってリヴァ・デッリ・スキアヴォーニを歩きます。
橋の上に人が多いと思ったら、パラッツォ・オ・デ・カノーニカ川に架かる次の橋が、有名な「ため息橋」でした。
「ため息橋」とは、ドゥカーレ宮殿から監獄へ向かう際に囚人たちが渡ったアーチ橋で、もう戻れない囚人がこの橋の上でため息をついた事から名付けられたと言われています。
パリャ橋でUターンし、サン・マルコ小広場へ戻ります。
横にあるのがドゥカーレ宮殿でした。
宮殿っぽくなかったので、わかりませんでしたが、よく見たら柱の1本1本の彫刻も繊細で素晴らしかったです。
サン・マルコ寺院に来ました。
鐘楼は間近で見ると凹凸のある壁だったことに気付きました。
鐘楼も上ってみたかったのですが、サン・マルコ寺院内も、黄金に煌く壁や天井や、2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立のある祭壇などもあるようだったので、入ってみたかったです。
ファザードのモザイク画や、屋根の上の彫刻だけでも十分素晴らしかったです。
ドゥカーレ宮殿の中庭につながるカルタ門の彫刻も見事でした。
サン・マルコ寺院の向かって左側に建つムーア人の時計塔は、初期ルネッサンス期に建てられたもので、500年以上もヴェネツィアで時を知らせて来たんだそうです。
最上部にある2体のムーア人の人形が、正午になると鐘を鳴らします。
十二黄道が描かれた天文時計の文字盤はラピスラズリで出来ていて、碧と金が非常に美しいです。
ヴェネツィアのシンボル『翼を持つライオン』の像もあり、リアルト橋方面へ向かう目印にもなっているようです。
サン・マルコ寺院の北側に来ました。
レオニチーニ広場です。
北側は装飾もほとんど無いし、寂しい感じです。
カッレ・デ・ラ・カノーニカを進み、パラッツォ・オ・デ・カノーニカ川に出るとため息橋が見えます。
ゴンドラも通っているし、写真映えするとても素敵な景色です。
ヴェネツィアン・グラスの工房見学です。
職人さんのデモンストレーションを見てから2階に上がり、数々の作品を見ます。
そこからは購入タイム。
比較的安めなアクセサリーや、高価なものまで数多くあります。
友人への結婚祝いにグラスを購入しました。
1291年、ヴェネツィアン・グラスのコピー製品が作られることを恐れて、全てのグラス工房がムラーノ島へ移住したんだそうです。
今でもムラーノ島に多くの工房があるそうで、こちらのお店の名前にも「ムラーノ」が付いており、購入した商品にはきちんと認定された工房の証というシールを貼ってくれます。
サン・マルコ広場に戻り、時計塔の下を通ってメルチェリア・オロロージョ通りにあるGUCCIに向かいます。
イタリア全土にショップがあるけれど、このヴェネツィアの店舗が1番安く、ハリウッドセレブも自家用ジェットで買い付けに来ると言います。
ジェット代は??とツッコミを入れたくなりますが(笑)
高級メゾンのショップを通り抜け、GUCCIに到着。
日本語ペラペラのスタッフがいて、欲しいタイプと予算を伝えると、実際に棚に並んでいない商品もいくつか出してくれました。
恐らく日本の4割くらいの値段で満足のいくバッグが変えて、目的達成です♡
本当はヴェネツィアで自由時間は無いはずだったのですが、ヴェネツィアン・グラス工房での見学&ショッピングの40分を自由に使って良いとしてくれたので、ヴェネツィアン・グラスも買え、GUCCIでも買い物出来、本当に添乗員さんのおかげです。
色々とリクエストに応えて下さるので、皆さんそれぞれ、こういうものを買いたいとか、ここに行きたいとか事前に相談しています。
水面スレスレだったり、またまた狭い道を通ってレストランに向かいます。
道も川もちょっと曲がると名前が変わるのですが、全てにそれぞれ名前が付いていることが凄いと思います!
お昼は人生初のイカスミパスタです。
どんな味なのかと不安でしかなかったのですが、予想外の美味しさでした!
最後にイカスミパスタの素をお土産に購入してしまうほどです(笑)
しっかり口の周りは拭きましたが、笑ったらどうなっていたのか…
鏡で確認してみれば良かったです。
レストランを出てカッレ・デ・ランジェロへ戻って来ました。
狭い路地を抜けてカッレ・リメディオに出ると、先程のガラス工房の横の通りだとわかりました。
遠くにため息橋も見えます。
本当にくるくる回っているようで、迷子になりそうです。
S.ザニロヴォ川に出ると川に沿ったフォンダメンタ・リメディオを歩きます。
1軒1軒の入口に橋が架かっているのが、凄いです!
カッレ・サクレスティア、サリツァダ・サン・プロヴォロを進み、ヴィン川に架かるサン・プロヴォロ橋を渡るとカンポ・サン・プロヴォロになります。
いつしか川の名前がS.プロヴォイオに変わり、通りもフォンダメンタ・デ・ロズマリンに変わっていました。
グレーチ川(S.ロレンツォ川)に出ました。
ギリシャ正教会と時計のある塔が見えます。
カッレ・デ・ラ・マドンナ沿いの建物の窓にアリア様の絵があり…マドンナ=聖母と気付く(笑)
カッレ・デイ・グレーチを進むと、窓とドアが不思議な空間がありました。
そこを過ぎると通りの名前がカッレ・ボゼッロに。
通りの名前を覚えるなんて不可能に近いし、本当にこれは迷子になるのがわかります。
ピエタ像があるからカッレ・デ・ラ・ピエタとか、わかりやすいと言えばわかりやすいですが。
Parrocchia di San Giovanni in Bragoraという教会の前を通って、カナル・グランデへ戻ります。
サン・マルコ乗り場からボートに乗ります。
ピエタ教会、ドゥカーレ宮殿が見えます。
サン・マルコ広場も見納めです。
建築家 安藤忠雄が設計した美術館「Punta della Dogana」とサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂が見えます。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂のマルコ、ルカ、マタイ、ヨハネの福音書が彫られたファサード、美しい主祭壇は是非見てみたいと思います。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂や、カラフルな建物を眺めながら、船はTronchettoへ向かいます。
Chiesa del Santissimo Redentoreや、Chiesa dello Spirito Santoなどの教会もたくさんあります。
Chiesa del Santissimo Redentore
Chiesa di Santa Maria del Rosarioのファザードの彫刻が気になります。
Chiesa di Santa Maria del Rosario
ヴェネツィア大学が見えてくると、カラフルな建物が無くなり、大きなクルーズ客船などが停泊しているマリーナに近付いてきました。
いつか、こんな豪華客船でクルーズ旅行なんてしてみたいですね~~~。
バスに乗り、リベルタ橋を渡ってヴェネツィアからはお別れです。
「水の都」というので、どんなに美しい場所かと思っていたのですが、水の透明度は低く…
正直なところ、想像と違っていました。
よく考えれば、これだけ多くの船舶が行き来しているのだから、綺麗な透明な水なわけないですよね。
よく見る写真はゴンドラで優雅に…というものばかりなので、実際に行って自分の目で見て、色々感じる事が出来ました。
今後、観光客に観光税がかかるようですし、行けて良かったです。
さて、ヴェローナに向けて出発です。
世界遺産の街、ヴェローナに到着です。
マエストリデルコマーシオ広場でバスを降り、フィリッピーニ通りを歩きます。
しばらく歩くと2つの門が現れ、右側のドガーナ通りを進みます。
ドガーナ通り、レオーニ通り、ナヴィ橋の交わる交差点に、サンフェルモマッジョーレ教会がありました。
歴史ある教会だったので、是非見学してみたかったのですが、先を急ぎます。
残念…😢
レオーニ通りを塞ぐようにCafeがあり、その真裏に紀元前1世紀~1世紀の遺跡がありました。
レオーニ門の門壁部分と塔の基礎だそうで、近くに門が残っていたようですが、建物の一部になってしまっていたので、全く気付かなかったです。
カッペッロ通りに有名なお菓子屋さん「Pasticceria Cordioli」があり、可愛い動物のお菓子が並んでいました。
ヴェローナの名物という「Baci di Guilietta&Romeo」(通称キスチョコ)もあり、添乗員さんが買うなら寄っても良いと言ってくれました。
ただ…激甘だと聞いたので、全員写真だけ撮って通過です(笑)
突然、工事中の建物に入ります。
シールがベタベタ、落書きだらけの汚い暗い門を通ると中庭に出ました。
ここがジュリエットの家で、あのテラスが舞台となったテラスなんだそうです。
本当はシェイクスピアの架空の話なのですが…
それにしてもイメージと違う💦
ジュリエットの像があり、写真を撮る人や、鍵を付けるカップルで、狭い中庭は人が溢れていました。
エルベ広場です。
フレスコ画が残るマザンティ家や、マッフェィ宮殿、商工会議所のカーサ・ディ・メルカンティに囲まれた、かつて農産物を売る露天市場だった広場です。
代表的な商品であるハーブに因んでハーブ(エルベ)広場と名付けられたんだそうです。
ランベルティの塔が目印となっており、隣接しているのが市庁舎です。
Egidio Girelli作『堕落したピアッツァエルベ』、Bonino da Campione作『マドンナの噴水』やヴェネツィアの象徴である『サンマルコの有翼の獅子』、『トリブーナ』などのモニュメントも数多くあります。
ペッリッチャイ通りを進み、ファリーナ通りのトンネルをくぐるとアントニオ・カントーレ通りに。
ヴェネツィアを思い出すような、細い路地に入ります。
ここ、道??
めちゃくちゃ狭いのですが、ヴィーコロ・レンシという名前のある道でした。
ブラ広場に出ました。
ローマ時代の円形劇場アレーナや、18世紀に建てられたネオ・クラシック様式の市庁舎があります。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世像などの銅像もありました。
時計がある門があり、その先にPorta Nuova(ポルタ・ヌォーバ)あります。
例のごとく見れなかったけれど…
広場に面した通り沿いにはMalfatti Palaceというお店が並ぶ区画があり、またまたジェラート屋さんが!
このヴェローナはスイカのフラペチーノが名物とのことで、もちろん食べました。
しかし、これもバスへの持ち込み禁止なので、頭がキーンとなるのと戦いながらの早食いとなってしまったので大変でした(笑)
ミラノのRISTORANTE L'IMPERATOREで夕食です。
ミラノ風カツレツと書いてあったのに、まずリゾットが出て来てびっくり😲
これ、前菜???(笑)
カツレツが食べられなくなるのでは?と不安になりましたが、カツレツは薄めだし、レモンをかけてサッパリといただけるので問題なしでした。
おかげでBiancoとRossoの両方いただいてしまいました♡
お店の子供が端っこで宿題をしていたので、思わず覗いてみたのですが…
当然イタリア語なので、全くわからず💦
ミラノ市内を進みます。
街中は近代的なトラムが走っていました。
なのに、古い門や城壁があったりして、不思議な感覚になります。
中心地へは行かずに、ホテルのあるチェッロ・マッジョーレへ向かいます。
ホテル到着は21時。
荷造りがヤバイです💦
ワインやウフィツィ美術館で買った美術書、珍しい形や色に喜んで大量に買ってしまったパスタやソース…
重量系なものがいっぱいなのです💦💦💦
液体物はもちろんスーツケーツに入れなければならないので、美術書とパスタを手荷物に分けてなんとか完了。
なんとかなって安心したので、BARで1杯。
明日は最終日です。