ゆっきー旅行記

DAY 4

12世紀の遺跡群

~タ プロム・タ ケウ・バンテアイ クディ・スラ スラン~

  • 真っ暗な道路真っ暗な中、トゥクトゥクで爆走 →
  • ホテルの看板が付いたトゥクトゥクホテル手配なので、ホテルの看板が付いたトゥクトゥク

実は昨日の朝も朝日鑑賞に出掛けた方がいたらしいです。
結局、昨日もキレイに見えなかったそうなのですが、それを聞いて行ってみたいと思いました。
しかし流石に早朝、一人で出掛けるのは…と躊躇っていたら、行きたいというご夫婦がいて、ご一緒して下さることに。
昨日のうちにフロントにトゥクトゥクの手配をお願いしておきました。

  • 真っ暗な西参道真っ暗です →
  • 足元をスマホで照らして歩く人達スマホで足元確認 →
  • 明るくなりつつある西参道今日は大丈夫かな? →
  • 聖池の前でカメラを構える人達聖池の前は既に混雑 →
  • 混雑している聖池前頭が邪魔だな… →
  • 明るくなってきたアンコール・ワット明るくなって来ました

時間が早いので一昨日よりかなり真っ暗ですが、もう慣れたものでチケット確認をして貰い、西参道を進みます。
一昨日とは空の色が違うので、今日は綺麗に見える事を期待して聖池の前に行くと、既に人がいっぱい。
写真スポットを探しますが、どうやら聖池の正面は無理のようです。
早く場所取りしないと明るくなって来てしまいました💦

  • 朝のアンコール・ワットなんとかポジションをキープ →
  • 朝のアンコール・ワット今日もキレイな水鏡
  • 少し赤い空空が少し赤くなって来ました →
  • 聖池前の人だかり聖池の人だかりはこんな状態 →
  • 赤味が少し増した空赤味が増して来ました →
  • アンコール・ワット色々なアングルで撮ってみます →
  • 太陽の部分に雲日の出は見えなさそう… →
  • 赤味が消えた空もう赤味が無くなってしまいました

なんとか綺麗に写真を撮れそうなポジションをキープしました。
聖池前のポジション取りが大変なのは、写真を見ればお解り頂けるかと。
下手に1番前をキープしたら、押されて池に落ちてしまうのではないかと恐怖です。
太陽が顔を出す部分よりかなり右の方角の空が赤く染まって来たので、聖池の左側をキープ出来て良かったです。
あっという間に赤味が無くなってしまったので、本当にタイミングが良かったです。

  • 太陽が出て来たアンコール・ワット太陽が出て来ました! →
  • アンコール・ワット →
  • アンコール・ワット →
  • アンコール・ワット →
  • 人がいなくなった聖池前本当に撤収が早いです(笑) →
  • 服を売る人達服を売る人達 →
  • ナイトマーケットで購入したものと同じようなパンツこのパンツ、ナイトマーケットで購入しました →
  • 2つに見える太陽太陽が2つに見えます →
  • 西参道西参道 囲いの中に大きな足があります

赤味が無くなったので、てっきり終わりかと思ったら…太陽の登場です!
決して良い天気ではありませんでしたが、もう充分です。
本当にリベンジしに来て良かったと思いました!
チャンスがあるなら挑戦しなきゃ!ですね。

余韻に浸っていたら、あっという間に人だかりは無くなっています(笑)
今日も物売りがいますが、そのパンツ昨日買っちゃったし…
これ、もの凄く穿き心地が良かったので、もっといっぱい買っておけば良かったです。

  • トゥクトゥクのドライバーツォンガ選手似のトゥクトゥクドライバーSOMONOさん

ホテルに戻って来ました。
ホテル手配のトゥクトゥクだったので、お支払いはホテルにです。
チップ代も込みだと言われていたのですが、このテニスのツォンガ選手似のSOMONOさん とっても良い人だったので、ご夫婦と相談してチップを渡しました。
朝も10分前には来ていたし、西参道前の駐車場にいるので1時間後と約束をして、鑑賞して戻ってキョロキョロしていると、すーっとやって来てくれました。
よく私達の事を覚えていたと思うし、しかも大勢の人の中から見つけてくれたものだと、とても感動してしまいました。
カンボジアの人、本当に皆さん良い方ばかりでした。

  • 真っ直ぐに伸びる木木が真っ直ぐ伸びています
  • 崩壊している東塔門崩壊している周壁の東塔門 →
  • 参道脇にいる牛たち参道脇に牛がたくさんいます →
  • 大きなカラス大きなカラス →
  • タ・プロムの案内図タ・プロムの案内図

最終日、最初の観光は1186年に創建された、砂岩系平地式の「タ・プロム(Ta Prohm)」です。
映画「トゥーム・レイダー」と「トゥー・ブラザーズ」の撮影にも使われ、人気のある寺院です。
…が、入口の東塔門があまりにも崩壊していて、びっくりです。

  • 東門東門が見えて来ました →
  • 東門の回廊に侵食する木まるで回廊が押さえつけられているようです →
  • 青空に伸びる木青空に伸びるスポアン →
  • 東門の回廊に侵食する木神秘的な空間です →
  • スポアンが生える庭スポアンがたくさん生えています
  • 崩壊した経蔵経蔵も崩壊しています

しばらく歩いていると東門が見えて来ました。
上からニョキッと見える木が目立ちます。
裏に回ると…まるで回廊を押さえつけるかのようにスポアン(ガジュマルの一種)が侵食していました。

  • ヒンドゥー教徒によって削られたレリーフヒンドゥー教徒によって削られたレリーフ →
  • 大蛇のようにうねったスポアン東側塔門の脇にある、大蛇のようにうねったスポアン →
  • すくすくと伸びるスポアンすくすくと伸びています →
  • 崩れかかった祠堂祠堂も崩れかかっています →
  • あちこち侵食されている回廊あちこちスポアンに侵食されています →
  • 苔と木が神秘的な雰囲気を醸し出しています苔と木が神秘的な雰囲気を醸し出しています
  • かなり崩壊している遺跡かなり崩壊している遺跡です →
  • 瓦礫の山瓦礫の山と化しています →
  • 崩れそうなので支えが必要崩れそうなので支えが必要です →
  • 立ち入り禁止の場所立ち入り禁止の場所がたくさんあります

このタ・プロムは仏教からヒンドゥー教に改宗されたため、レリーフのあちこちが削り取られています。
アンコール遺跡群の中では新しいほうですが、自然の力を明らかにする為に、樹木の除去や修復をしていないので崩壊具合が凄いです。
ロープで囲われたり、立ち入り禁止の場所もかなり多いです。
神秘的な雰囲気もありますが、自然の脅威を感じる恐ろしい遺跡でもあります。

  • 一部削られた破風破風 一部削られていますが見事です →
  • 侵食された木の根の間に見える穴侵食された木の根の間に… →
  • 穴の中から仏像の顔だけが見えますめちゃくちゃ怖いです😢 →
  • 写真撮影の順番待ちをする列写真撮影は順番待ちです →
  • 太陽が照り付ける回廊今日も暑いです
    ココ、実はデバターの宝庫でした…

本当にスポアンの侵食が激しく…
根の間から中を覗いてみようとしたら、仏像の顔が見えてびっくり😲
ちょっと怖いです💦
このスポアンによる浸食が有名な為、写真スポットには列が出来ていて順番待ちをしています。
なので、誰も入っていない写真を撮ろうとするのも一苦労です。
しかも、そのスポアンポイントばかりを気にしていて、デバターやレリーフに全く注意を払っていませんでした。
彫が深くて妖艶なデバターや金剛力士像があったようなので無念です。
しかもカメラのピント調整が本当におかしくなってきています😢

  • 血管のように絡まるスポアン中央祠堂近くにある、毛細血管のように絡まるスポアン →
  • 白く見えるスポアン木が白く見えます
  • 金銀財宝が埋め込まれていたと言われる穴の開いた壁金銀財宝が埋め込まれていたと言われる中央祠堂

中央祠堂の近くには、毛細血管のように根が絡まっているスポアンの木があります。
木が白く見えて、不思議な感じです。

中央祠堂の壁には無数の穴が開いており、そこには無数の金銀宝石が埋め込まれていて、天井の穴から光が降り注ぐと美しく輝いていたと言われています。
…が、本当かどうかはわからないそうです。

  • 最も有名なスポアン最も有名なスポアン →
  • 横にも伸びる根根が横にも伸びています →
  • 鳥の足状のスポアン鳥の足状のスポアン
  • 写真撮影のスポット写真撮影の順番待ちをしています

またもや写真撮影の列が出来ていると思ったら、このスポアンが最も有名なものでした。
正直なところ、どこも同じように侵食されていて、どこもかしこも撮りまくっている私には全て同じように見えるという…
ある意味「違いがわからない女」です(笑)

  • 中央祠堂の入口中央祠堂の入口 →
  • 美しいデバターピンボケしていますが、美しいデバターがたくさんあります →
  • 根っこの一部が刺さった塔塔に根っこの一部が刺さっています
  • 迷路のような遺跡ほぼほぼ迷路です →
  • 第二周壁の塔門第二周壁の塔門 →
  • 西側入口の塔門西側入口の塔門 →
  • 西側入口の塔門の外側西側入口の塔門を出ました

足元は木の歩道が整備されており、順路も書いてあるので進んでいるだけのはずですが、迷路に迷い込んだような気持ちになります。
中央祠堂を抜けると、美しいデバターがある祠堂がありますが、この時は何故かデバターを見飽きた気分になっていて、ほとんどスルー。
後で色々と見るポイントがあったことを知り、がっかり…
でも、本当に事前に調べておかないと、全部同じに見えて来てしまうんです💦

  • 周壁の西塔門<周壁の西塔門
  • 物売りや、音楽を奏でている人がいる参道物売りや、音楽を奏でている人がいます →
  • 土産物店土産物店もあります

西塔門を抜け、西参道に来ました。
物売りや、音楽を奏でている人達がいます。
演奏をしている人、良く見ると片足が無かったりします。
内戦時に地雷を踏んでしまった人達なんだそうです。
内戦は終わったけれど、まだまだ地雷はたくさん残っているそうで…
しかも、本当に道路脇の子供が遊びそうな場所とかにもあるそうで…
とても悲しい気持ちになりました。
早く全ての地雷が撤去されることを願うばかりです。

  • タ・ケウタ・ケウ →
  • 真ん中を這い上がっている私真ん中で這い上がっているのが私(笑) →
  • 万歳してる私万歳してるの私(笑) →
  • 上から見た景色上から見た景色 →
  • タ・ケウの全景未完には見えない

次は11世紀初頭に創建された「タ・ケウ(Ta Kev)」です。
「クリスタルの古老」という意味を持つ、砂岩系ピラミッド式の遺跡ですが、造営の途中で王が死んでしまった為に、石を積んだままの未完となっているんだそうです。

ここは元気な希望者のみが、階段を上って下りてくるだけの観光。
行かない人もいましたが、せっかくですから行きますよ!
カメラをYonさんに託して上り始めましたが、今までで1番段差が大きく、這って上らないとダメでした。
這っているところも撮られてた(笑)

  • 西塔門の内側西塔門の内側 しっかり顔が見えます →
  • 塔門塔門が見えて来ました →
  • デバターが美しい塔門デバターが美しい塔門 →
  • 塔門の裏側塔門の裏側

最後の遺跡見学は12世紀末に創建された「バンテアイ・クディ(Banteay Kdei)」です。
砂岩系平地式の遺跡です。
西塔門の外側は崩れかかっていましたが、内側にはしっかり顔が見え、四面塔だという事がわかります。
しばらく歩いて行くと塔門が見えて来ました。
今日は周壁の門から中央祠堂までが遠い遺跡ばかりな印象です(笑)

  • 崩れかかった祠堂と崩れた回廊かなり崩れかかっています →
  • 木で支えられている祠堂こちらも支えられて建っています →
  • ヨニがある中央祠堂中央祠堂の中に入ってみます
    ヨニがあります →
  • 祠堂の天井祠堂の天井 →
  • 補強されている中央祠堂中央祠堂もぐるぐる巻き →
  • 斜めの入口倒れて来そうで怖いです💦
  • 蛇のように見えるスポアンの根スポアンの根が蛇のように見えます →
  • 回廊の入口回廊の入口 →
  • 迷路のような回廊回廊は迷路のようです →
  • 崩れかかっている周壁崩れかかっている周壁 →
  • ガタガタの回廊こちらもかなりガタガタです →
  • 斜めの祠堂ここも斜め →
  • 廃墟のような遺跡完全に廃墟のようです

塔門からスポアンの木の向こうに中央祠堂が見えるのですが…神秘的??廃墟???な雰囲気です。
このバンテアイ・クディの後に建てられた遺跡は2つしかなく、比較的新しい方の遺跡なのですが、びっくりするくらいボロボロです💦
他の遺跡の修復が進んでいるという事がわかります。
とりあえす倒れないように支えていたり補強されたりしていますが、崩れそうで怖くて、近付いたり中に入ろうという気持ちにはなかなかなれません。
ヒンドゥー教→仏教→ヒンドゥー教と改宗が繰り返されましたが、タ・プロムのように削られたような場所は見当たりません。

  • 踊り子のテラス柱だらけの踊り子のテラス →
  • 経蔵経蔵 →
  • 東塔門東塔門へ続く参道 →
  • 踊り子のテラス踊り子のテラスを振り返って見てみます

踊り子のテラスに向かいます。
テラスとあるので開けた場所を想像していたのですが、柱だらけの空間でした。
…と思ったら、ここは前柱殿らしく…
ガイドブックによって説明が全然違うので、どこがどこなのかよくわかりません💦
まだまだ調査も進んでいないんだなと感じます。

  • ナーガの欄干ナーガの欄干がありました →
  • ナーガのあるテラスナーガのあるテラス →
  • 石が敷き詰められたテラスキレイに石が敷き詰められています →
  • 周壁の東塔門周壁の東塔門 →
  • シンハシンハが見守っています →
  • 四面塔の東塔門東塔門も四面塔 →
  • 東塔門の外側東塔門は外側もキレイに残っています →

ナーガの欄干がありました。
ナーガがたくさんいるので。ここがナーガのテラスだという事はわかります。
シンハも綺麗に残っているし、とても雰囲気が素敵です。
西側から入ったので、振り向かないと見れないんですけどね💦

四面塔の東塔門を出て、この旅の遺跡巡りは終了です。

  • 東塔門の前の芝生に並べられた椅子東塔門とスラ・スランの間は憩いの場所のようです
  • スラ・スランスラ・スラン シンハが立っています →
  • スラ・スランのテラステラス →
  • バンテアイ・クディの東塔門遠くにバンテアイ・クディの東塔門が見えます

東塔門の前は「スラ・スラン(Sras Srang)」
12世紀末に創建された、王の沐浴の池です。
最近は欧米人に人気のウォーキングコースとなっているようです。
東塔門とスラ・スランの間の芝生には椅子が置いてあったり、憩いの場という感じがします。

昼食はカンボジアヌードルです。
本当に、なんで写真を撮っていないんでしょう…
全然記憶が無いのです💦
人間の記憶なんてそんなものなんですね😢

食後はオールドマーケットの散策です。
生鮮食品から日用品まで、色々なものが売られています。
食品コーナーにぷら~んとぶら下がっている長くニョロリとしたものが…
てっきり蛇だと思い込んでいたら、トンレサップ湖産の干し魚でした。
昨日のナイトマーケットの屋台がトラウマです(笑)
しかも、市場の中央付近は異臭が充満しており、一目散に外に逃げ出しました。
ベトナムの市場の匂いも苦手でしたが、ここは比になりません!
生鮮食品を取り扱っているとはいえ冷蔵設備があるわけでもないし、もしかして腐ってる臭い???と思ったら…ブラホックという発酵調味料や、魚醤の匂いらしいです。
カンボジア版の「くさや」だそうですが、くさや大好き人間、ましてや昨夜のドリアンも問題なく食べれる私ですらNGな臭いなので相当ですよ!!
結局何も買えませんでした…
写真も何も撮ってない💦💦💦

  • クメール語の手話の説明手話の説明 クメール語なのでわかりません💦 →
  • 数字の手話一覧こちらは数字 →
  • アルファベットの手話一覧アルファベットならわかります(笑) →
  • 木彫りの等身大人形これも木彫りの作品
  • ARTISANS ANGKORARTISANS ANGKOR →
  • の歴史ARTISANS ANGKORの歴史 →
  • カンボジアシルクの織機カンボジアシルクを織っています →
  • シルクペインティングシルクペインティング →
  • 版木版木 →
  • レクチャーを受けながら作業する人レクチャーを受けているようです →
  • 展示されている画作品も展示されています →
  • 手話の説明をする日本人スタッフ手話の説明をする日本人スタッフ →
  • 漆が塗られた木彫りの箱木彫りのようです 漆塗りもしています →
  • 亀を彫る人こちらも木彫りですかね →
  • 石彫りの仏像こちらは石彫り

カンボジア人の自立支援を目的とした、伝統工芸品の技術学校「ARTISANS ANGKOR」に寄ります。
ここには木彫り、石彫り、漆塗りの工房もあり、日本人スタッフが案内してくれました。
併設されているショップでは、1番人気のシルク製品が多く扱われていました。
遺跡見学中に寄って来た物売りが、スカーフ10枚で…なんていうので、みんなで安く買ってシェアしたのですが、さすがにそれとは質も値段も全然違います。

ARTISANS ANGKOR

本当はこのあと中華料理を食べて空港に向かう予定でしたが、飛行機の関係で空港へ直行することに。
夕食代はホーチミンのトランジットの時に自由に食べるようにと返金されました。

  • フォータンソンニャット国際空港でフォー

18:00シェムリアップ発、19:05タンソンニャット国際空港着です。
タンソンニャット国際空港を00:10発なので、かなりの時間があります。
手慣れたもので、空港にあるマッサージを調べてみんなで予約をし、その時間までの間に夕食を取りました。
せっかくのベトナムなので、やっぱりパクチーたっぷりのフォーを食べなきゃ!(笑)
しっかりマッサージを受けて疲れを癒し、5時間55分のフライトで成田8:00着です。

個人的には、もっとしっかり事前学習をして行くべきだったという反省と、カメラの調子が悪すぎた無念とで、また行ってみたいと思いました。
遺跡もまだまだいっぱいあるので、もっとマニアックな遺跡にも行ってみたいと思いました。

仲間と出会う、感動と出会うクラブツーリズムの旅/アジア旅行

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