DAY 3_PM
11~12世紀の遺跡群
~アンコール ワット~
リフレッシュしたところで、午後の観光『アンコール・ワット(Angkor Wat)』です。
アンコール・ワットはヒンドゥー教の寺院です。
段々、環濠と西塔門が見慣れて来ました(笑)
西参道正面の広場には、翌日に控えられたマラソン大会の準備が進められていました。
猫ひろしさんも走るそう!
トゥクトゥクの看板に猫ひろしさんの名前が書かれているものもあったり、認知されているんだなぁと実感。
西参道の入口でチケット確認をして、西塔門に向かって歩きます。
改めて見てみると、参道には柵も無く、暗い中を歩いて落ちる人がいないものかと疑問に思いました(笑)
中央テラス手前の石畳に40㎝近くある足跡発見!
阿修羅の足跡と言われているんだそうです。
創建された時代は12世紀初頭とアンコール・トムより先になるので、時代順に巡るというツアーのコンセプトからは外れていますが、午前中は逆光になってしまうので、このアンコール・ワットの見学は午後がオススメなのです。
西塔門の入口に銃弾の跡を見つけました。
他にも戦争の傷痕はあちこちに残っていて、とても悲しい気持ちになりました。
塔門の南側には、高さ4mのヴィシュヌ像がありました。
足も大きいですが、先ほどの足跡とどちらが大きいだろう?なんて考えてしまいました。
アプサラを踊る人のレリーフもありましたが、この辺りはデバターのギャラリーにもなっていたようなので、きちんと見なかったことを後悔。
西塔門を抜けました。
連子の偽窓がキレイな周壁です。
デバターも美しいです。
ここから参道を進みます。
参道の両脇には経蔵があります。
昨日の朝にはいなかった馬がいました。
馬に乗って記念写真でも撮るのでしょうか?
ツアーなので象や馬に乗るような時間は無いんです😢
ちょっと象には乗ってみたかったです。
参道を外れ、聖池をぐるっと回ります。
参道以外を歩いて大丈夫のようです。
雲っていても聖池にはキレイに逆さアンコール・ワットが映ります。
西塔門テラスへは行かず、第一回廊の北西の端から中に入ります。
北面にはアムリタをめぐる神々と阿修羅の闘いが描かれているようですが、そちらへは行かず、参道の正面にあたる西塔門の方へ進みます。
北面は人が少ないです…
西面北側には叙事詩「ラーマーヤナ」が描かれています。
壁画が大きい上にカメラの調子が悪く、あまり綺麗に撮れていないことに、写真を見直して気付きました。
撮ったその時に見直したりしないので…がっかりです😢
西塔門から十字回廊に入ります。
十字の回廊の周りに4つの沐浴の池があります。
建築当時の色彩が残っていたり、柱の1本には江戸時代の平戸藩士 森本右近太夫一房が書いたといわれる墨書きが残っています。
落書きはダメでしょ!(笑)
ですが、今は日本との交流の証として、厳重に保存されています。
十字回廊の窓から第一回廊の中にある経蔵が見えます。
その経蔵にも森本右近太夫一房が書いた墨書きがあるそうですが、そちらは保存状態があまり良くないそうです。
この十字回廊には下書き状態のアプサラもあります。
階段を上って第二回廊へ上がります。
第二回廊にも「ラーマーヤナ」の一説や漫才をしているかのように見えるデバターがあるようですが、そちらは見学せずに第三回廊の入口に向かいます。
第三回廊は特に神聖な場所とされており、服装による入場規制があり、大声を出すことを禁じられています。
また、遺跡保護と見学者の安全確保の為に、人数制限もしています。
本当に階段が急すぎます💦
第三回廊の中にも沐浴の池が4つあり、十字回廊と似た雰囲気ですが、回廊自体は全く雰囲気が違います。
頭に装飾品を付けたデバターや、花を手にしたデバターがたくさんあり、私は今までのデバターの中で1番美しいと感じました。
回廊の先には仏像があるのですが、中に入るとお賽銭を要求されるので、遠くから写真を撮ります(笑)
1番高い場所なので、景色も良く見え、皆さん景色もカメラに収めていました。
第三回廊の中は迷路のようです。
同じところを何度も歩いているような感覚になります。
しかし、回廊の先にある仏像が違うので、全く別の部分を歩いているのだとわかります。
回廊の途中にもナーガに座す仏陀の像などがありました。
デバターはピカピカの部分がありますが、これは未だに原因がわからないんだそうです。
皆が撫でた結果ではないらしいです。
北側回廊にあった涅槃像が1番印象的でした。
ここが中央祠堂かと思っていたのですが違って、元々中央祠堂にあった像は西塔門で見た、高さ4mのヴィシュヌ像なんだそうです。
窓から第三回廊を見ると、補強されていたりと結構ボロボロで、人数制限されているのが頷けました。
膝を笑わせながら階段を降り、第三回廊の見学終了です。
階段を下りると目の前の第二回廊の壁に、ヘアスタイルがそれぞれ違う4体のデバターが並んでいます。
第二回廊はこれを見ただけで通過し、南側から第一回廊へ向かいます。
すっかり夕暮れのような日差しになっており、トンボがたくさん飛んでいます。
第一回廊の南面東側の天井は花状紋のレリーフで埋め尽くされていました。
壁画はさぞかし美しいのだろう…と思ったら「天国と地獄」
三段分割で、上段から極楽界、裁定を待つ者の世界、地獄と描かれていますが、ほとんど恐ろしい地獄絵図しか視界に入りません💦
王権を握るために政敵に残虐行為を行ったスールヤヴァルマンⅡ世が、死後に天界に行けるように必死に描いたらしいです。
他の部分に比べて、かなり繊細に描かれていることからも、必死さが伝わって来ます。
角を曲がると東面南側です。
ヒンドゥー教の天地創世神話「乳海攪拌」が描かれています。
不老不死の薬「アムリタ」を取り合った神々と阿修羅が大蛇の胴体で1000年間も綱引きをし、海が攪拌された結果、不老不死の薬、神妃ラクシュミー、インドラ神が乗る象アラヴァータ、5つの頭を持つウマ、水の妖精アプサラが生まれたと言われています。
東側、裏参道に出ました。
西側の表参道とは賑わいも雰囲気も全然違います。
とても綺麗な景色なのですが…
柵やゴミ箱などが残念な感じです。
そういえば、入る時には入念にチケットの確認をされたけれど、こちらには係員が誰もいないです。
ここから入る人っていないのかな???
東塔門が見えて来ましたが…
塔が無いのに塔門??
参道もほとんど人がいないし、塔門も崩れかけていて、本当にあの西塔門と対の東塔門なのか?と思ってしまうばかりです。
とてもこの先に、あのアンコール・ワットがあるとは思えない雰囲気です。
間違えてこちらに来てしまったら、絶対にアンコール・ワットの入口だと気付かないのではないかと思います。
「Cambodia Tea Time」というカンボジアの伝統菓子を売るお店に寄ります。
こちらも日本人が経営しており、「ノム・トム・ムーン」と「ノム・クイ・ティウ」という伝統菓子を再現して製造販売しているお店です。
店頭でも焼いており、出来立てを試食させてくれたのですが、美味しかったです!
夕食はスバエク・トーイ(影絵芝居)を見ながらのクメール料理です。
何故だか、料理もスバエク・トーイも写真を撮っていないのです。
なんでだろう…
夜はオプショナルツアーのNight Market見学です。
屋台が並ぶ通りを歩きます。
蛇だの蠍だの、これ、本当に食べる人いるんですか???という物体を炒めたり揚げたりしています。
私の大っ嫌いなヤツもいたので、とても屋台には近付けないし、写真を撮る事も躊躇われます。
気を取り直して歩いているとフルーツショップがあり、ドリアンが売られていました!
みんなで分けて食べてみよう!ということになって購入。
1番美味しそうなのをYonさんに選んで貰いましたが、本当に美味しい!
やはり、きちんと木で完熟したものは美味しいんだとわかりました。
ちなみにドリアンとマンゴスチンはホテルに持ち込みNGなので、ご注意下さい。
通りの先にはバザールがあって、フードコートもありました。
ここで自由時間。
とても繊細なシルバーアクセサリーのお店があり、ディスカウントして購入。
どうもディスカウントが苦手でして…
他にもリラックスパンツやアロマ、伝統工芸品など、色々購入して満足♡
ドクターフィッシュをやってみようか悩んで、明日のオールドマーケット散策の時に時間が余れば…と思ってやめたのですが、これは夜しか営業しないと後で知り、体験できなかったのが残念。
後悔先に立たず。
旅は躊躇うことなく、思った時に買ったりやったりしないとダメですね。
ホテルに戻って、ビールを片手に荷造りです。
ずっと水ばかり飲んでいたので、ジュースも買ってみました。
Teaって書いてあったのでフルーツティーだと思ったのですが、まあ甘いですね。
東南アジアで甘くないお茶を飲むことは不可能な気がしています(笑)
フルーツもいっぱい頂いてしまったので、頑張って食べなければなりません。