東京四谷総鎮守 須賀神社

須賀神社 大鳥居

四ッ谷三丁目近くにある東京四谷総鎮守 須賀神社にやって来ました。
新海誠監督の長編アニメ映画「君の名は」の聖地でもあります。

須賀神社 男段

まずは男段を上がります。

境内は年末年始の準備が着々と進んでいました。

年末年始の催し物
12月31日 年越しの大祓
1月1日 初夢宝船頒布(午前零時より先着1,500名)
    甘酒接待(深夜及び日中)
    新春恒例獅子舞奉納(午前より夕方まで)

須賀神社 大鳥居

主祭神

須佐之男命(須賀大神)すさのおのみこと
宇迦能御魂神(稲荷大神)うかのみたまのみこと

二柱の主祭神を中心に祀り、世に天王様として親しまれ、御祭礼は四谷の「天王祭り」また「かっぱ祭り」として有名でありました。
稲荷大神は五穀豊穣・開運招福・商売繁盛の神様として、須賀大神は暦神として、また土木建築・悪霊退散・諸難・疫病除けの神として古くより庶民の信仰を集め、霊験あらたかであったと伝えられています。

主祭神の左右には櫛稲姫を始め八柱の御子を祀っています。
五男神 : 天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・熊野樟日命・活津彦根命
三女神 : 多紀理姫命・市杵島姫命・多岐都姫命二柱の主祭神を中心に祀り、世に天王様として親しまれ、御祭礼は四谷の「天王祭り」また「かっぱ祭り」として有名でありました。
稲荷大神は五穀豊穣・開運招福・商売繁盛の神様として、須賀大神は暦神として、また土木建築・悪霊退散・諸難・疫病除けの神として古くより庶民の信仰を集め、霊験あらたかであったと伝えられています。

主祭神の左右には櫛稲姫を始め八柱の御子を祀っています。
五男神 : 天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・熊野樟日命・活津彦根命
三女神 : 多紀理姫命・市杵島姫命・多岐都姫命

須佐之男命について

国生み神話でよく知られている伊弉諾尊(いざなきのみこと)が、妻である伊弉冉尊(いざなみのみこと)にお会いになるために、黄泉の国に行かれたのち、日向の橘の小門の阿波岐原で禊をなされた際にお生まれになった須佐之男命(すさのおのみこと)は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つきよみのみこと)とともに三貴子といわれる神々のうちのお一人で、日本神話の主役として重要な役割をになう神様です。強く激しいご気性ながら、純真で強い愛情をもったご性格で、農神・疫神として全国的に広く信仰されています。

須佐之男命は、荒魂神として疫病・厄除けのご神威はやく、水を支配する八岐の大蛇を退治されたり、その時お救いになった櫛稲田姫(くしいなだひめ)と結婚なされて、稲の神様である大歳神(おおとしのかみ)をお産みになるなど、水をつかさどる農耕の神様であり、人々のために植樹の大業をなされた山林の神様でもあります。

さらに、わが国で初めての和歌と伝えられる八雲立つ出雲八重垣つま籠みに 八重垣つくるその八重垣をという歌をお創りになったことから、「和歌の神様」と崇められ、学業成就の神様としてもよく知られています。

このように速素盞嗚尊は、文武・政治・土地の守護開発・航海など、人々に資源を授けたまう大地の恵みの神様、お祓いの神様として、特に地鎮祭(地祭)、方災除け、厄除け、疫病除け、家屋敷のご守護に霊験あらたかとされています。

須賀神社 大国主命

社殿の左側には須佐之男命の六世の孫、大国主命(おおくにぬしのみこと)も祀られていました。

大国主命について

素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子、または6世の孫とされ、出雲大社の祭神。
少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、葦原の中つ国の経営を行ったが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退した。
医療・まじないの法を定めた神とされる。
因幡の白兎の話は有名。
中世以来、大黒天と同一視されるようにもなった。
別名は大己貴神(おおなむちのかみ)・八千矛神(やちほこのかみ)・葦原色許男命(あしはらのしこおのみこと)など。
古事記では大国主神。

社殿の右には祖霊社、左側には天白稲荷社と三十六歌仙絵がありました。

祖霊社の前には色々なおみくじがあり、混雑していました。
そのため正面からの写真は撮れず😢

須賀神社 祖霊社
須賀神社 天白稲荷社

百人一首とか好きなのでゆっくり見たかったのですが、時間が無くて残念。
しかも藤原公任が編纂した『三十六人撰』に採用された36人の歌人の歌とあっては…

須賀神社 三十六歌仙絵の説明
須賀神社 三十六歌仙絵

【三十六歌仙】

柿本人麻呂:ほのぼのと 明石あかしうらの 朝霧あさぎり しまがくれゆく ふね をしぞおも
山部赤人:和歌わかうらに しお 満ちくれば かたをなみ あしべをさして たづ鳴 わた
大伴家持:はるに あさる雉子きぎすの ひに おのがありかを そこと れつつ
猿丸大夫:をちこちの たづきもしらぬ 山中やまなかに おぼつかなくも 呼子鳥 よぶこどりかな
僧正遍昭:たらちねは かかれとてしも むばたまの 黒髪くろかみ は なですやありけむ
在原業平:なかに たえてさくらの なかりせば はるこころは のどけからまし
小野小町:わびぬれば 浮草うきくさの  えて さそ みずあらば いなむとぞおも
藤原兼輔:みじの けゆくままに 高砂たかさごの みね松風 まつかぜ くかとぞ 
紀貫之:さくらる  下風したかぜは さむからで そらられぬ  ゆきりける
凡河内躬恒:いづくとも はるひかりは わかなくに まだみ吉野よしのの やま雪 ゆきふる
紀友則:ゆうされば 佐保さほ川原かわらの 川霧かわぎりに ともまどはせる 千鳥ちどりくなり
壬生忠岑:する 野辺のべ 小松こまつの なかりせば 千代ちよ のためしに なにをひかまし
伊勢:三輪みわやま いかに む とし とも たずぬる人も あらじとおも へば
藤原興風:たれをかも る人にせむ 高砂たかさごの まつもむかしの とも ならなくに
藤原敏行:あきぬと にはさやかに えねども かぜ おとにぞ おどろかれぬる
源公忠:きやらで 山路やまじらしつ 郭公ほととぎす 今一声いまひとこえの かまほしさに
源宗于:常盤ときわなる まつのみどりも はる くれば いまひとしほの いろまさりけり
素性法師:わたせば やなぎ 桜さくらを こきまぜて みやこ はるの にしきなりける
大中臣頼基:ひとふしに 千代ちよをこめたる つえなれば つくともつきじ きみがよはひは
坂上是則:み吉野よしのの やまのしらゆき つもるらし ふるさとさむく なりまさるなり
源重之:吉野山よしのやま みね白雪しらゆき いつえて 今朝けさ かすみの かはるらん
藤原朝忠:ふことの えてしなくば なかなかに ひとをもをも  うらみざらまし
藤原敦忠:伊勢いせうみ 千尋ちひろ はまに ひろふとも ここそなん てふ かひかあるべき
藤原元真:きにけり 山里やまざとの はなは 垣根に消えぬ 雪と見るまで
源信明:こいしさは おなじこころに あらずとも いまよひのつきを  きみざらめや
斎宮女御:ことに みね 松風まつかぜ かよふらし いづれのをより しらべそめけむ
藤原清正:あまかぜ ふけゐのうらに すむたづの などか雲井くもいに かえらざるべき
藤原高光:かくばかり がたくゆる  なかに うらやましくも すめるつき かな
小大君:岩橋いわはしの よるちぎりも えぬべし くるわびしき 葛城かつらぎかみ
中務:秋風あきかぜの くにつけても とはぬかな おぎならば  おとはしてまし
藤原仲文:有明ありあけの つきひかりを つほどに わがのいたく けにけるかな
清原元輔:あきは はぎのにしきを ふるさとに 鹿しかながら うつしてしかな
大中臣能宣:千年ちとせまで かぎれるまつも けふよりは きみがひかれて 万代よろづよ 
源順:おもに 月 つきなみを かぞふれば 今宵 こよいあきの 最中もなか なりける
壬生忠見:かずとも くさえなむ 春日野かすがのは ただはる日 に まかせたらなむ
平兼盛:れてゆく あき形見かたみに おくものは わがもとゆひの しもにぞありける

須賀神社 男段
君の名はのシーン

女坂もありましたが、やはり男段を下りないとね。
せっかくなので、映画のアングルで撮ってみました。
本当はヨコの画角で撮りたかったのですが、まあ人が大勢いまして…

須賀神社 御朱印
須賀神社 切り絵の御朱印
須賀神社 金箔の御朱印

いただいた御朱印です。
書置きのみでした。
通常のものも金銀が散りばめられた立派な和紙でした。
他は切り絵と金箔の2種類でした。


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