往昔、武神、農産業、厄払い、縁結びの神様で有名な高千穂神社です。
高千穂八十八社の総社で、創建は約1900余年前の第11代垂仁天皇の御代と言われ、社殿建築の本殿と社宝の「鉄造狛犬」一対は、国の重要文化財に指定されています。
主祭神は一之御殿の高千穂皇神(たかちほすめがみ)と二之御殿の十社大明神です。
高千穂皇神とは日本神話の日向三代と称される皇祖神とその配偶神(天津彦火瓊瓊杵尊と木花開耶姫命、彦火火出見尊と豊玉姫命、彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊と玉依姫命)の総称です。
十社大明神とは神武天皇の皇兄、三毛入野命とその妻子神9柱(三毛入野命の妃神である鵜目姫命と、両神の御子神である御子太郎命、二郎命、三郎命、畝見命、照野命、大戸命、霊社命、浅良部命)の総称です。
…神様の名前が読めない(笑)
拝殿の裏にある本殿です。
お祈りをする拝殿を本殿だと思われている人が多いように思いますが、奥に本殿があったり、ご神体が更に奥の山だったりと神社によって色々と違うので、事前に調べて行くことをお勧めします。
拝殿の奥の本殿周囲も歩けるようになっており、廻る順番もある神社もあるので注意です。
この本殿に重要文化財の「鋳造狛犬」があるそうなのですが、実際に見ることは出来ませんでした。
本殿の周囲に置かれた石は、雨が降った時に屋根から落ちる雫によって土が削れたりしないための工夫だそうです。
本殿には数多くの彫刻がありました。
木鼻の一部が象でしたが、象は珍しいので、是非見つけてみてください!
本殿左側上部に「猿と藤の花」、下部に「鉄砲を構える猟師」と「狙われている藪から出てくる猪」。
右側は上部に「鳳凰」、下部に「瓜をかじって穴を開ける鼠」と「威嚇するイタチもしくは鼠と瓜」がありますが、それよりも脇障子部分にある「三毛入野命彫像」が有名です。
三毛入野命が鬼八を退治している場面の彫刻です。
その時助け出されたのが祖母岳明神の娘神である鵜目姫命で、のちに妃神になったと言われています。
後側には「炭焼き小屋」「雲間から顔を出す獅子」「見返りながら跳ねる神兎」「植物」「雲を飛び越える見返りの獅子」の彫刻もあったようです。
特に兎の彫刻は美しいとのことだったので、何となく通り過ぎてしまい、写真を撮ることもしていなかったので後悔しか無いです…

高千穂神社の御朱印もきちんといただきました。
神楽舞についてはのちほど…
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