鳥海山・飛島ジオパーク「中島台・獅子ヶ鼻湿原」に観光に来ました。
散策コースは一周約5㎞、2時間20分かかるそうなので、観光というよりクールダウンのトレーニング的な感じです(笑)
今から2500年前、鳥海山の山体崩壊の後に泥流が発生して堆積し、更にその上に溶岩流が流れてきました。
標高約550mにある溶岩流の末端崖からは湧水がこんこんと湧き出しています。
この湧き出す大量の水により「獅子ヶ鼻湿原」は形成されたと考えられています。
「中島台」は、厳しい自然の中を生き抜いてきたブナやミズナラの巨木が群生する森で、散策路は木道で整備されているのですが、残雪が多く、かなり雪の上を歩かなければなりませんでした。
雪の上は問題ないのですが、木の上に薄っすら雪がある状態のところが滑り、何度も転びそうになりました💦
木道を歩いていると変形したブナの木がたくさんあります。
「燭台」と呼ばれているそうで、その説明が書かれていました。
太い幹と、幹から立ち上がった枝の形が西洋のロウソク立ての形に似ていることから 「燭台」と名付けられたそうです。
枝が腕のように立ち上がり、それがニンフ(森の妖精)が座れるような形になっていることから、別名「ニンフの腰掛」とも呼ばれているそうです。
何故このように変形したのかは不明ですが、自然の力とは凄いものです。
林野庁の「森の巨人たち百選」にも選ばれている「あがりこ大王」という奇形巨木ブナです。
なんと、樹齢300年以上だそうです。
真ん中の枝が「イエ~イ!」と踊っている人のように見えました(笑)
雪の上に桜の花が落ちているのが不思議な感じでした。
ここには数多くの湧水池もありました。
この水が農業用水として利用されているんだそうです。
鳥海マリモの生息地もありましたが、そちらは残雪が更に凄く、滑り止めの無い普通の靴だったので、さすがに諦めました…
「鳥海マリモ」は苔がボール状に集合した物で、大きい物は1mを超えるものもあるそうなので見たかったです。
残雪で一周出来なかったので、雪の無い時期にも来てみたいです。
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