「ラ・マンチャの風車」に来ました。
日本では「ラ・マンチャの風車」と呼ばれることが多いように思いますが、ラ・マンチャ地方コンスエグラのカルデリコの丘の上にあるので、「コンスエグラの風車」と表記されます。
その中の1つ「ルシオ風車(Molino Rucio)」の中に入ってみました。
“Rucio”とは、『ドン・キホーテ』に登場するサンチョ・パンサのロバの名前だそうです。
典型的な三層構造で、まずは最上階(モレデロ)の製粉機械を観に行きました。
実際に稼働しているので、製粉の実演を見ることが出来ました。
建物は1837年に建てられたものですが、この製粉機械の一部は16世紀のものだそうです。
中階(カマレータ)には、粉の収集場所と地元工芸品の展示がありました。
窓から隣の風車が見えるのが、まるで額縁に入った絵のようでした。
地階(厩舎)には受付と土産物店があり、3階から見学して戻ってくると、サフランティーを振舞ってくれました。
そうなると何か購入しなければ…という気持ちになり、サフランと風車のミニチュアの置物を購入しました(笑)
ルシオ・ミルについての説明が、スペイン語と英語で書かれていました。
「働く工場」
1837年に建設されましたが、機械の一部は16世紀に遡り、2013年にオープンしたルシオ風車は、ラ・マンチャ地方特有の3階建ての構造を保っています。
当時の機械を今も保存している数少ない風車の一つです。
ラ・マンチャ風車の3階建ての構造を展示しています。
上階は風車の中心であり、機械類が保存され、見学ツアーも行われています。
中階の小部屋は小麦粉の集荷場でした。
1階は厩舎で、インフォメーションデスクとギフトショップ、地元産品の店があります。
営業時間とガイドについての案内もありました。
ルシオ風車の奥にある風車はタパスバーになっているようです。
入口にはドン・キホーテのオブジェがありました。
隣の「エスパルテロ風車(Molino Espartero)」へ続く階段が青く、白と青のコントラストが美しかったです。
遠くに見えるお城は「ラ・ムエラ城(Castillo de la Muela)」です。
1183年にアルフォンソ8世からエルサレムの聖ヨハネ騎士団に寄贈されたお城です。
要塞として、12世紀と13世紀の拡張と修復が行われ、聖ヨハネ騎士団の拠点となっていたそうです。
ちょっと行ってみよう!と思って歩き始めたのですが…思った以上に遠いです。
集合時間までに戻って来れないと判断して諦めました。
丘の上からはコンスエグラの街が良く見えました。
黄色いテントはサーカスでした!
スペインツアーの旅行記はこちら⇒ゆっきー旅行記~スペイン編~
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