サン ヘロニモ エル レアル教会(Iglesia de San Jerónimo el Real)がプラド美術館の入口から見えました。
サン ヘロニモ エル レアル教会は15世紀末、カトリック両王(イサベル1世とフェルナンド2世)の命により、修道院と宮殿が併設される形で建設されました。
かつてはスペイン国王の戴冠式が行われた場所であり、王族の礼拝所としても使われました。
天正遣欧少年使節がフェリペ2世に謁見した場所としても知られています。
目の前にあるプラド美術館は世界遺産ですが、この教会は世界遺産には登録されていません。
マドリードで唯一の本格的ゴシック様式の教会です。
尖塔、リブ・ヴォールト、ステンドグラスなどが特徴です。
ナポレオン戦争後に荒廃してしまったため、19世紀にネオゴシック様式で大規模修復が行われました。
2010年にも修復が施され、現在は美しく保存された状態となっています。
内部は見学出来、無料開放の日もあるそうです。
彫刻家ベンリウレやフアン・パスカル・デ・メナによる作品が収蔵されており、宗教芸術として高い評価を受けています。
ステンドグラスや祭壇の装飾は、スペインの宗教美術の粋を集めたものと言われています。。
連続性のあるリブヴォールトの高い天井と華麗な装飾が、祈りと静寂の空間を演出しています。
内部を見れなかったのが残念です。
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