釧路湿原

釧路湿原

釧路湿原を見たくて、釧路市湿原展望台に来ました。
1階は入場無料でショップやレストランなどがあり、3階展望室と屋上からは湿原や釧路の街、阿寒の山々などパノラマの風景を望めるとのことだったのですが…生憎の天気です。
景色は全然見えません😢

釧路湿原
釧路湿原

3階も含め、2階からは有料展示でした。
2階には釧路湿原を再現するゾーンがあり、タンチョウの説明や、湿原の動植物を復元した展示物が多数ありました。
幻の巨大魚「イトウ」の展示物もあったのですが、写真を撮り損ねました💧

タンチョウ1935年に繁殖地も含めて国の天然記念物、1952年に「釧路のタンチョウ」として繁殖地も含めて特別天然記念物、1967年に地域を定めず種として特別天然記念物に指定されています。
1993年に種の保存法施行に伴い、国内希少野生動植物種に指定されています。
絶滅危惧II類 (VU)。

タンチョウの四季

日本では1924年に釧路湿原で10数羽が再発見されるまでは絶滅したと考えられていました。
1935年に始まった冬季の餌付けが成功したことで1960年代までは増加傾向にありましたが、1960年代前半以降は主に電線との衝突による事故死により生息数が減少してしまいました。
大規模な給餌を開始したことから1970年代後半から再び生息数が増加しましたが、生息数が増加する一方で人間への依存度が高くなり、生息数増加に伴う繁殖地の不足、生息地内の過密化が問題となっています。
過密化の影響で近年はタンチョウ同士の喧嘩による負傷で関連施設へ保護収容されるケースも増加しています。
交通事故、落下事故の増加などの問題も発生し、動物園など施設が保護収容や交通事故防止の啓発活動も行っています。
餌付けをすることから他種の鳥類も含めて過密化してしまい、感染症の蔓延が懸念されています。
他にも餌目当てに集まるキツネ類、シカ類、オジロワシやオオワシなどと接する機会が増えてしまうことから、警戒心がなくなってしまうことも懸念されています。

また、アイヌ語では「サロルンカムイ」と呼ばれ、これは「葦原の神」の意があります。

湿原の植物
ミズゴケ湿原の植物
ヨシ・スゲ湿原の植物
谷地坊主
谷地坊主の説明

ミズゴケ湿原、ヨシ・スゲ湿原の植物模型ややちぼうずの再現模型もありました。
ヨシ・スゲ湿原は、釧路湿原を代表する植生で、湿原の多くを占めています。
やちぼうずは近くに群落があるようなので行ってみよう!

1周約2.5kmの遊歩道の途中にはサテライト展望台があり、右回りの約1kmはバリアフリーです。
はばたき広場から釧路湿原探勝歩道に向かって行くとやちぼうず群落があるのですが、雨が酷くなって来た上に、木道ではなく土の道もあるので早々に断念してしまいました…

湿原展望遊歩道
こもれび広場
湿原展望遊歩道

当然、タンチョウも見ることは出来ず…
たんちょう釧路空港ではく製を見ただけでした💧

丹頂鶴のはく製
丹頂鶴のヒナのはく製

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