遠野カッパ淵の近くにある伝承園に併設されている食堂「おしら亭」でランチです。
もう14時を過ぎており、夕食のことも考えると…とは思ったのですが、お腹ペコペコなので、しっかり食べることにします。
とはいえ、まずは喉の渇きを癒さなければとどぶろく「河童の舞」を注文。
カッパも喜んで呑んでいます(笑)
ちなみにこのカッパは駅前の観光案内所で無料で配られていました。
頼んだのは「三穀汁定食」です。
名物のひっつみと小鉢2種(卯の花と切り干し大根の煮物)、漬物2種、ひとくち蕎麦、けいらんのセットです。
「ひっつみ」とは、岩手県を中心に食べられている郷土料理で、小麦粉を水でこねて薄く伸ばした生地を手でちぎり、具材と一緒に煮込んだ料理です。
「手で引きちぎる」ことを方言で「ひっつむ」と言うことから、この名前がついたとされています。
「けいらん」とは鶏卵の形のお団子をお椀に入れ、熱いゆで汁を注いだもので、冬の寒さを吹き飛ばす遠野の郷土料理で、主におやつとして食べられます。
中に餡を入れてだし汁で食べたり、食事として食べる地域もあるようです。
お土産に「がんづき」を購入しました。
「がんづき」とは主に宮城県や岩手県を中心に東北地方で親しまれている郷土菓子です。
名前の由来は、丸い形とその上にM字に乗せられたゴマが、満月に向かって飛んでいる雁のようであることからと言われています。
小麦粉、砂糖、卵に重曹、酢を加えて蒸すことで膨らませる郷土菓子で、ゴマやくるみが入っており、もっちりした食感が素朴な味わいです。
腹持ちが良く、昔から農作業の合間の間食である小昼(こびり)や、日常的なおやつとして食されてきました。
黒砂糖を使用する茶色っぽい見た目のものは「黒がんづき」、白砂糖を使用するものは「白がんづき」と呼ばれており、これは「黒がんづき」です。
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