増上寺 御忌大会

御忌大会の練行列
裃姿の行列

昼休みに、裃姿の行列を発見!
大名行列かと思い付いて行くと…増上寺へ。

調べてみると、法然上人の法要である御忌大会(ぎょぎだいえ)の練行列でした!

御忌(ぎょき)とは、浄土宗の元祖、法然上人の忌日法要のことで、増上寺では練行列・庭儀式・唱導師法要が行われるそうです。
荘厳服に身を包んだ唱導師を中心として、木遣・寺侍・吉水講・講中・稚児・式衆・法類随喜寺院・総代などの僧俗200〜300名から成る練行列は圧巻でした。

三門楼上から降る散華

鐘の音と共に、三門楼上から無数の散華が降り注ぎます。
「極楽浄土と思える光景を目の当たりに します」と公式ページにはありますが、下では醜い争奪戦が繰り広げられています(笑)
時々、束で落ちてくるのですが、それもゴッソリ持って行く人がいます。
少しくらい分けてあげても良くないですか?
御利益無さそう…

拾った散華は4枚。
他にも白とピンクがあったことは認識しています。
全色欲しかった気もします(笑)

散華

昼休みの終わりが近付いて来たのでここで帰りましたが、舞楽奉納などもあったので見てみたかったです。
他にも日中法要もあり、日によって唱えるお経が異なるようです。

「声明法要」
縁山声明は関東風の力強い独自のもので、四智讃、伽陀、笏念仏、唱礼等をお唱えします。

「引声阿弥陀経法要」
引声阿弥陀経とは、阿弥陀経に節をつけ、笏で拍子をとりつつ唱え、極楽の八功徳池の波の音の如しと形容されます。

 「浄土法事讃法要」
浄土往生を願うために、阿弥陀経に基づいて阿弥陀仏とその極楽浄土の功徳が讃えられます。

御忌大会の練行列
御忌大会の練行列

また、晨朝法要では、元祖法然上人の「降誕会法要」という、淑徳高等学校の聖歌隊、増上寺合唱団の出仕により、仏讃歌を斉唱する「音楽法要」があるようです。


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