RENT JAPAN TOUR 2024

RENT

1996年、開幕前夜に急逝した作詞・作曲・脚本のジョナサン・ラーソンによる、ピューリッツァー賞やトニー賞も受賞したブロードウェイミュージカル『RENT』
1998年、1999年に日本人キャストで上演された時、2年共に初日と千秋楽の計4回、更に2002年のガラコンサートにまで行ってしまったというハマリよう…
そもそもは宇都宮隆のロジャーを観たかったのだけど、完全に山本耕史に惚れ込みました(笑)
その山本耕史が再びマークを演じるとなれば、行かないわけにはいかない!

会場は東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11F)です。

RENTのフライヤー

英語による上演とのことで英語に弱いので不安でいっぱいでしたが、字幕があるというので行ってみました。

ステージの左右にタテに字幕が出るようになっていました。
実際にはステージを観ているとあまり字幕を見る余裕がなくて、歌えるくらいに歌詞を覚えていたので良かった~と思いました。

ちなみに、ギリギリにチケットを取ったためにかなり上の席だったので、こんな感じに見下ろしている状態です。

RENTのステージ全体

幕間は写真撮影OKだったので、1階まで写真を撮りに下りてみました。
近くで観れていいなぁ~。

RENTのステージ上手側から見たセット

【キャスト】
  ROGER DAVIS:Alex Boniello
  MARK COHEN:山本耕史
  TOM COLLINS:Aaron A. Harrington
  BENJAMIN COFFIN Ⅲ:Aaron James McKenzie
  JOANNE JEFFERSON:Leanne Antonio
  ANGEL SCHUNARD:Jordan Dobson
  MIMI MARQUEZ:Chabely Ponce
  MAUREEN JOHNSON:Crystal Kay
   Logan Gray Saad
   DevinRè Adams
   Alana Cauthen
   Stephen Rochet Lopez
   James Schoppe
   Travon Moore
   Kate Cummings

【ストーリー(公式)】
舞台は20世紀末のNY-イースト・ヴィレッジ。
荒廃したアパートに住み、家賃(レント)も払えない貧しい生活を送るマークとロジャー。
映像作家を目指すマークは女性弁護士ジョアンと付き合い始めた元恋人のパフォーミング・アーティスト、モーリーンに今も振り回されている。
シンガーソングライターを目指すロジャーは、曲が書けず悶々とした日々を過ごしているが、ナイトクラブダンサーのミミと出会い、互いに愛し合うものの、心はすれ違う。
共にHIVポジティブのエンジェルとコリンズは永遠の別れを迎える。
ある日、行方不明になっていたミミが手遅れの状態で発見される。
真っ直ぐな気持ちでミミに向きあうロジャーが、やっと書き上げたラブソングを捧げると…

Jonathan Larsonの思い出の写真やメモが貼られたパネル

1曲1曲、歌い終わる度に拍手喝采です。

1990年代、まだHIVは不治の病でもあり、偏見もありました。
今では薬で抑えることも出来ますし、セクシャルマイノリティに対しての考え方も多少は変って来ましたが、この当時はなんて生き辛い世の中だったのだろうと。
1993年に岸谷五朗と寺脇康文が始めたチャリティーイベント「Act Against AIDS『THE VARIETY』」にTM NETWORKが出ていたので何年も行っていたこともあって…
そんなことも思い出されて感慨深く、終始うるうる😢
エンジェルが亡くなるシーンからは号泣です。
今、思い出しても泣けます。

そもそも、ジョナサン・ラーソンが7年の歳月をかけて彼の最初のミュージカルであるこの大作を書き上げたけれど、その開幕を目前にしたプレビュー公演初日の1996年1月25日未明、胸部大動脈瘤破裂によって35歳で急死してしまったという衝撃的なストーリーもあって、全てが涙無しには観られません。

「Seasons Of Love」

 525.600 の過ぎたとき 31,536,000秒

  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  どう数える一年を
  夜明け 日暮れ深夜のコーヒーカップ笑い泣いた月日で
  In five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  どう数えて生きてゆく

  それは Love? きっと Love? How about love?
  季節は Seasons of love, seasons of love

  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  525,600の度のあと
  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  どう数えればわかるのその重さ
  出会いの数かひとりの夜か燃やした過去か死に様か
  せめて今は傷ついた友とさあ声が枯れるまで祝福を

  それは Love きっと Love, remember the love
  季節は Seasons of love, seasons of love

  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  31,536,000秒
  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  どう数えればわかるのその重さ
  Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
  31,536,000秒

  Seasons of love

千秋楽ということもあって、カーテンコールの最後に再び「Seasons Of Love」を歌ってくれました。
山本耕史が「皆さんも一緒に歌って! 日本語はダメ(笑)」って言ってましたが、私が覚えているのはこの日本語歌詞よ!!(笑)
日本語の部分はモニョモニョしてました😅
とにかくスタンディングオベーションで、本当に素晴らしい舞台でした。
個人的には1998年のキャストが最高で、特にTinaがめちゃくちゃ良かったので、1999年はちょっとガッカリしてしまったのですが、今回は良かった!
そして、なんだかんだと1番大事なのは”エンジェル”な気がする…

今回調べて知ったのですが、実は2008年から2023年の間にも公演があったようです。
なかなかのキャスティングでした。

RENTキャスト一覧

最後に…1998年の貴重な映像を。
ビデオとかも出ておらず…このキャストを観たいのよ!

そして、今回の公演の映像を…
山本耕史が26歳も年を取ったとは思えません!!

凄すぎる…


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